Stable Diffusionで構図を指定した画像を生成するには、カメラアングルのプロンプトを正しく指定する必要があります。
カメラアングルによって被写体の印象が大きく変わるので、さまざまなパターンを覚えておくとStable Diffusionでの創作の幅が広がるでしょう。
この記事では、Stable Diffusionのカメラアングルに関するプロンプト(呪文)を解説していきます。
Stable Diffusionの「カメラアングル」とは?

Stable Diffusionのカメラアングルとは、生成される画像の視点や構図を指定する方法を指します。
画像を見る人が、どのようなアングルで被写体を見るかを決定する要素です。
イメージとしての「視点」を指定する
最初に、絵や写真の構図で「どこから被写体をカメラでとらえるか」をStable Diffusionのプロンプト内で決めましょう。
真上から見下ろす俯瞰や、低い位置から見上げるローアングル、少し斜め上の角度など、視点を変えるだけで被写体の魅力や雰囲気が変化します。
たとえば、低い位置から見上げる視点では、被写体がより迫力や威厳を持っているように見えるでしょう。
また、斜め上の角度から横方向も含めて被写体を描くことで、ドラマチックかつ奥行きのある構図を作れます。
距離感やレンズ効果を指定する
被写体との距離や使用するレンズの効果をStable Diffusionのプロンプトで決めることで、作品の見え方や雰囲気が変化します。
広角レンズを使えば、遠近感が強調されて空間が広がるように見え、望遠レンズを使えば、背景が圧縮されて被写体をより目立たせられるのです。
このように、レンズ効果をStable Diffusionのプロンプトに含めることで、臨場感や迫力をコントロールできます。

Stable Diffusionのカメラアングルに関するプロンプト
Stable Diffusionプロンプトでカメラアングルを指定すると、画像の構図や視点を制御できます。
カメラアングルの要素をプロンプトに組み込み、生成される画像の構図を指定しましょう。
Stable Diffusionのカメラアングル:正面

カメラ目線で正面に視線を合わせることで、親近感や距離感を強く表現できます。
Stable Diffusionで正面のアングルや真正面のカメラ目線は、下記のプロンプトを使います。
from front:正面からとらえた構図(正面ビュー)
look at viewer:カメラ目線の構図
facing camera:体全体やポーズが正面を向いている構図
POV:特定の視点から見た構図(視点の具体的な条件を明確にする)
Stable Diffusionのカメラアングル:横

横のアングルは、横から見た視点や横顔をメインにする構図です。
Stable Diffusionで対象物やシーンを側面からとらえる構図を生成する際に役立ちます。
Profileは、目線を横(本人の正面)に外した構図が生成されます。
from side:横から見た視点やアングル
profile:被写体の横顔や側面を強調した構図
profile view:被写体を側面から描写する構図
Stable Diffusionのカメラアングル:上

上から見下げる構図で利用するStable Diffusionのプロンプトは、 from aboveがおすすめです。
数回生成を試してみて、より良い角度からの画像を選別しましょう。
overhead shotは、頭上から真下に急角度で見下ろすような構図が生成されます。
from above:被写体を上から見下ろす視点
overhead shot:カメラを真上に配置して、被写体を垂直方向から正確に見下ろす視点
overhead view:被写体やシーンを上から見下ろす視点
top-down view:対象物を真上から垂直に見る視点
aerial view,view:空中から見下ろした視点
from above:上から見た視点を指定する
Stable Diffusionのカメラアングル:下

下からの構図で使用するのはfrom belowがおすすめです。
Stable Diffusionでは、強調構文を使用するとより深い角度から被写体を見上げる構図を構成できます。
またlower angleは、被写体の足元を中心に全体を構成できます。
from below:被写体を見上げる構図や視点
lower angle:ローアングル視点を指定する
Low-angle Shot:視点を被写体の下側から見上げる構図
Worm’s-eye View:被写体を地面近くの虫の視点から見上げるような構図
looking up at:視点を下から上に向ける構図、スケール感や空間の広がりを強調

Stable Diffusionのカメラアングル:斜め

斜めからの構図は、斜め方向からとらえる視点で、動きや通常の構図に変化を加えます。
Stable Diffusionで奥行きを強調するプロンプトを追加することにより、大胆で動きのあるダイナミックな画像に仕上がります。
angled view:対象物を斜めの視点でとらえた構図
tilted perspective:対象物やシーンを傾いた視点でとらえる構図
diagonal view:視点や構図を対角線方向に設定する
dynamic angle:視点を動きのある活発な角度で指定する
from the side and above:横からの視点と上からの視点を組み合わせたもの
Stable Diffusionのカメラアングル:その他

Stable Diffusionでは、代表的なカメラアングル以外にもユニークな構図や視点を表すプロンプトを使えます。
独創的なアングルを使うことで、生成結果にオリジナリティが加わり、作品のクオリティの幅をさらに広げられるでしょう。
Close-Up(クローズアップ)
特定のパーツを近距離でとらえる場合に使います。
顔のアップや小物のディテールを強調する画像に適しています。
Over-the-Shoulder(肩越しの視点)
人物の肩越しに撮影することで、視点の一部を共有する構図です。
キャラクター同士の対話シーンなどで利用されるアングルです。
High Angle(ハイアングル)
上から見下ろす視点からとらえる場合に使います。
自撮り写真のように被写体の顔などを小さく見せる効果があります。
Wide Shot / Long Shot(広角・全身ショット)
背景や被写体の全身、周囲の状況などを広くとらえる構図で利用します。
キャラクター+背景シーンなど、全体の雰囲気を伝えたいときに最適です。
Bird’s Eye View(鳥瞰図)
上空から鳥の目線で見下ろす視点です。
地上の風景など広い範囲を俯瞰して見る画像を生成します。
Fisheye / Wide-angle Perspective(魚眼・広角レンズ効果)
魚眼レンズのように、画面周囲が湾曲して見える効果があります。
カメラを覗き込むようなユニークなアクションやSF的な空間演出の表現に使われます。

Stable Diffusionでカメラアングルをうまく使いこなそう

Stable Diffusionでカメラアングルを指定する際には、写真やアニメの専門用語をそのままキーワードとして活用できます。
イメージに合ったカメラアングルを試行して、オリジナルの構図をデザインしてみましょう。
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