この記事は、無料の生成AIツールに関する情報を詳しく紹介しています。
文章作成や画像・イラスト生成、音楽生成などAIツールの特徴や活用シーン以外に、注意すべき点やセキュリティリスクについても触れています。
無料生成AIツールを効果的に活用し、クリエイティブな作品を生み出すための参考にしてください。
文章作成におすすめの無料生成AIツール
ブログ投稿、レポート、物語、詩などの様々な種類の文章を作成できるのはもちろんのこと、翻訳や文法チェック、要約などが可能な文章作成AIツールの中でも無料で利用できるものをご紹介します。
ChatGPT
ChatGPTは、OpenAIによって開発されたモデルであり、ダイアログ形式の相互作用 、強化学習と人間のフィードバックによるトレーニング、声や音声に対応しているという点が特徴です。
公式サイト:ChatGPT
Gemini
GeminiはGoogleが開発した高性能なAIで、文章の読解、長文の読み込み、URLの読み取り、画像の読み取り、画像の生成など、様々な機能を持っています。日本語にも対応しており、日本語での自然な会話や文章作成が可能です。
Geminiは他の生成AIとは異なり、リアルタイムでのネット検索を行いながら情報を生成するのが特徴です。
公式サイト:Gemini
Notion AI
ドキュメントの読み込み、コンテンツの作成、ノートの取得が含まれる場合、Notion AIは効率的です。
改善された文章作成や洞察を引き出すために、ツール間を移動する必要がなく、フォーマット、冗長な作業、または単純なテキスト生成に専念することができます。
AIに質問することで、既存のコンテンツを改善する、チェックする、カスタムプロンプトを書き込むといったことができます。
公式サイト:Notion AI
画像・イラスト生成におすすめの無料生成AIツール
画像作成AIツールは、与えられたテキストやキーワードから画像を生成することができるほか、画像を編集して加工することができます。
無料で画像生成できるAIツールをご紹介します。
Canva
Canvaはオンラインで利用できるデザインツールであり、専門的なデザインスキルがなくても誰でも簡単に使うことができるのが特徴です。
数千ものテンプレートが用意されているため、ポスター、名刺、SNS投稿などさまざまなデザインプロジェクトに必要な画像の作成にも利用できるほか、画像のリサイズ、回転、トリミング、フィルターの追加など、簡単な画像編集機能を備えています。
公式サイト:Canva
Stable Diffusion
Stable Diffusionは、テキストを入力するだけを画像を生成できる画像生成AIです。ローカル版は無料で利用可能です。
導入にはPythonやGitのインストールが必要ですが、比較的簡単に導入でき初心者にも使いやすいように設計されています。
既存の画像に対する色調補正、ノイズ除去、画像のクオリティ向上など、さまざまな編集機能も提供しているほか、異なるアートスタイルや効果を適用して、新しい見た目の画像を生成することができるのが特徴です。
公式サイト:Stability AI Japan
Image Creator from Microsoft Designer
Image Creatorは、AIによる画像生成機能を提供しており、テキストを入力することでアイデアを簡単に画像に変換します。Microsoftアカウントを持っていれば誰でも無料で利用できるのが特徴です。
公式サイト:Microsoft Designer の Image Creator
動画・アニメーション作成におすすめの無料生成AIツール
動画生成AIツールは、映像のトリミング、クリップの結合、音声の追加などの基本的な動画編集機能を提供します。
無料プランが存在する動画生成AIツールをご紹介します。
InVideo
InVideoは、動画作成AIプラットフォームであり、豊富なテンプレートやエフェクトが用意されています。
テキスト、画像、ビデオクリップ、音楽などの要素を自由に配置できるカスタムブロックを使用して、動画をカスタマイズできるのが特徴。
また、オンラインで利用できるため、ダウンロードやインストールの手間がなく、どこからでも簡単に動画制作を行うことができます。
公式サイト:InVideo
FlexFlip
ほとんどの機能を無料で利用できる動画生成AIツールで、数千以上のテンプレートと数百万以上のフリー素材を活用することができます。
共同の動画編集機能があるため、作成途中や完成後の動画を共有してチームで動画作成に取り組むことが可能です。
公式サイト:FlexClip
音楽生成におすすめの無料生成AIツール
ユーザーが指定した条件やスタイルに基づいて新しい楽曲を生成することができるほか、既存の楽曲をリミックスしたり、アレンジしたりすることもできる音楽生成AIツールの中でも、無料プランがあるツールをご紹介します。
Udio AI
2024年5月現在ではまだベータ版となっていますが、日本語の歌詞でも曲が作れると話題の音楽生成ツールです。
無料プランでは月に4曲ほど作成できるので、AIによる音楽生成を試してみたい人におすすめです。
公式サイト:Udio AI
Suno AI
Udio AIのライバルとしてお互いに切磋琢磨している音楽生成AIツールがSunoです。
ユーザーがジャンルやスタイルを指定すると、AIが新しい楽曲を生成するのは他の音楽生成AIツール同様ですが、Sunoは感情やムードに合わせた音楽生成を行うことができるのが特徴。
また、リアルタイムで演奏を行うことができ、ユーザーが演奏するとAIがそれに合わせて音楽を生成することが可能です。
公式サイト:Suno
無料の生成AIツールを使用する際の注意点
今回ご紹介したように、さまざまな分野で無料の生成AIツールが続々と誕生していますが、利用するには注意しなければならない点があります。
著作権など知的財産権の侵害
あくまで自分で鑑賞するために活用するのであれば、著作権は侵害されませんが、公開や販売など人目に触れる場合に関しては細心の注意が必要です。
もしもAIで生成した作品がすでにある作品と類似性がある場合や自作品の中に含めている場合などは著作権の侵害にあたってしまうことがあるからです。
著作者の許諾を得るか、引用や学校その他の教育機関における複製等の権利制限規定に含まれない限りは訴訟や罰則の対象となります。
詳しくは、文化庁による「AIと著作権」(PDF)をご覧ください。
セキュリティ情報漏洩のリスク
2023年にChatGPTのチャット履歴から情報が漏洩したというニュースが報じられたように、生成AIツールを使用することで生じるセキュリティ上のリスクも無視できません。
現在は各生成AIツールのプロバイダがこのようなセキュリティ漏洩がないような対策を講じているため、以前ほど危険ではありませんが、それでもやはり業務で使用する場合などは特にしっかりと確認した上で使用することが求められます。
おすすめの無料の生成AIツールを使いこなそう!
無料生成AIツールのおすすめを紹介しました。このようなツールを使いこなすことで作業の効率化が可能です。
生成AIの法律は頻繁に変わっていくので、最新情報を確認することも大切になります。