Stable Diffusionローカル版のダウンロード方法を解説

Stable Diffusionのダウンロード方法を解説

Stable Diffusionをローカルにダウンロードして、パソコンで気軽に画像を生成したい!

そのような方向けに、この記事では、画像生成AI「Stable Diffusion」の使い方やダウンロード方法を解説していきます。

目次

Stable Diffusionとは

イラストイメージの見出し画像

Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)は、入力したテキストをもとに自動で画像を生成するAIで、イギリスのStability AI社が開発しました。

ソースコードや学習済みデータが無償で公開されているオープンソースモデルなので、誰でも無料で使用が可能です。

Stable Diffusionの使い方

使い方イメージの見出し画像

Stable Diffusionの使い方は、オンラインでの利用とオフライン(ローカル環境)利用の大きく二つに分かれます。

Stable Diffusionをオンラインで使う

オンラインで使う場合は、Stable Diffusionをベースに開発して提供されているアプリやツールを使用します。

パソコンやスマホの性能に左右されず、ネット環境さえ整っていればすぐに利用開始が可能で、一定の生成結果を得ることができます。

提供元が組み込んだAIツールと計算力に基づく結果となるので、精度やスタイルを変えられなかったり、生成に時間がかかってしまったりというデメリットもあります。

Stable Diffusionをオフラインで使う

オフラインで使う場合は、Stable Diffusionを使用する環境を自分のPCや仮想環境にダウンロードして構築します。

自身の希望通りの画像を無制限に生成できる大きなメリットがあります。

一方で、ある程度のプログラミング知識や高いPCスペックが要求されるため、初心者はもちろんのこと、環境を準備する段階で離れてしまうユーザーがいることも否めません。

Stable Diffusionをダウンロードするのに必要なスペック

画像生成AIのイメージ

ローカル版であるStable Diffusion Web UI(AUTOMATIC 1111)をPCにダウンロードするのには、推奨スペックが必要です。

推奨スペックを満たしていない場合、生成に時間がかかったり、PCが固まってしまったりということもあるので注意しましょう。

以下の内容が推奨スペックとなります。(2024年3月の情報)

項目推奨スペック
OSデスクトップ型 Windows10-11(64bit)
CPUIntelCore i5~Core i7、AMD Ryzen 5~7
GPURTXシリーズのVRAM 12GB以上
メモリ16GB~32GB
ストレージ512GB以上
(参照:https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui

macOSでもソフトは起動しますが、GPUとの連携が不安定で本来の処理をCPUに依存してしまうため、動作が遅くなるという事例がありますので、本格的に使いたいのであればWindowsがおすすめです。

Stable Diffusion Web UIはNVIDIA製のGPU向けに作られており、NVIDIA製GPUでの起動が推奨されています。

これからStable Diffusion 用にPCを用意したり、PCを増設したりする場合は、NVIDIA製のGPUを選択しましょう。

Stable Diffusion(AUTOMATIC 1111)のダウンロード方法

Stable Diffusion(AUTOMATIC 1111)という名前でリリースされているローカル版は、無料でダウンロード可能で、以降は無制限に使用することができます。

Stable Diffusion(AUTOMATIC 1111)のダウンロード方法は以下の3ステップです。

STEP
Python(3.10.6)のインストール

Python(パイソン)とはStable Diffusionの起動に必要なプログラム言語のパッケージです。

Stable Diffusion(AUTOMATIC 1111)はPythonのバージョン「3.10.6」で起動します。

「3.10.6」以外のバージョンが既にPCに入っている場合は、一度削除してから再インストールしましょう。

STEP
Gitのインストール

Gitとは、プログラムのファイルを管理するシステムで、Stable Diffusion(AUTOMATIC 1111)をインストールする際に必要となります。

設定項目が続きますが全て「NEXT」で進み完了させて問題ありません。

STEP
Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)のインストール

最後にStable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)本体をインストールします。

バッチファイルを開き、数十分ほどでソフトのダウンロードは完了します。

Stable Diffusionの使い方に関しては、下記で画像付きで解説していますのでぜひご覧ください。

Stable DiffusionをダウンロードするならクラウドGPUがおすすめ

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)のダウンロードは、高スペックPCが必要ですし、環境設定が難しいなど、ハードルが高く感じてしまう人も多いと思います。

そのような場合にクラウドGPUを使えば、ストレスなくStable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)で画像生成が行え、いつでもすぐに使用できるため便利です。

GPUSOROBAN
https://soroban.highreso.jp/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
EdgeHUB編集部からのお知らせ

無料ウェビナーのお知らせ

ソフトバンクSarashinaウェビナー

日本語LLM「Sarashina」& OCR機能「Phi-3 Vision」の 無料オンラインウェビナー!

開催日時:
2024年7月24日(水) 14:00~15:00

内容:

  • 「Sarashina」や「Phi-3 Vision」の概要と使い方の紹介
  • 生成AI開発の強い味方「GPUSOROBAN」の活用方法

このウェビナーでは、ソフトバンクの日本語の強いの大規模言語モデル「Sarashina」の使い方や、実際にどのように使えるかを具体的に紹介します。

また、画像からテキストを抽出するOCR機能を簡単に作成できる「Phi-3 Vision」の使い方もデモを交えてお見せします。

生成AIに関心のある方、AI技術をビジネスに活かしたい方は、ぜひこの貴重な機会にご参加ください!

こんな方におすすめ!

  • 最新のAI技術やトレンドに興味がある方
  • AI開発に携わっている方
  • 生成AIの実用的な活用方法を学びたい方
  • 新しいツールや技術を積極的に取り入れたい方

\参加申し込みはこちら!/

この記事を書いた人

EdgeHUBは、NVIDIAクラウドパートナーである株式会社ハイレゾが運営しています。「AIと共にある未来へ繋ぐ」をテーマに、画像生成AI、文章生成AI、動画生成AI、機械学習・LLM、Stable Diffusionなど、最先端の生成AI技術の使い方をわかりやすく紹介します。

目次