ChatGPT o1とは?読み方や使い方 GPT-4oとの違い比較も

ChatGPTの最新モデルとしてリリースされたo1とはどのようなモデルなのでしょうか。

GPT 4oとはどう違うのか、どのように進化したのか、またo1の使い方についても解説します。

目次

ChatGPT o1とは?

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ChatGPT o1の”o1”の読み方は、「オーワン」です。

このo1は、OpenAIが開発した新しい言語モデルで、これまでは「Strawberry(ストロベリー)」というコードネームで知られていました。

o1は、特に対話型AIとしての性能向上に焦点を当てています。このモデルは、ユーザーとの自然な会話を実現するために、より洗練された推論能力と高精度の応答生成機能を備えています。

ChatGPT o1は、推論を段階的に進めるChain-of-Thought Prompting(チェーン・オブ・ソートプロンプティング)技術を利用し、複雑な質問に対しても論理的かつ詳細な回答を提供することができます。

これにより、科学技術やエンジニアリング、数学など、専門的な領域での応用も可能です。

ユーザー体験を向上させるために、セーフティー機能が強化されており、情報の正確性やバイアスの軽減にも努めています。

また、攻撃耐性や有害コンテンツの検出も強化され、より安心して使用できる設計が施されています。

ChatGPTにおけるo1には、o1-previewとo1-miniの2つのバージョンがあります。

o1-previewは深い推論が可能で、複雑なタスクに優れています。

一方、o1-miniは小型で速く、コスト効率が高く、主にコーディングタスクに最適化されています。o1-previewは詳細な応答を提供し、安全性の向上も図られています。

どちらのバージョンも特に高度な対話を必要とするビジネスシーンや教育分野において、その高い会話能力が評価されており、今後のバージョンアップでさらなる機能拡張が期待されています。

ChatGPT o1とGPT-4oの違いを比較

モデル特徴価格注意点
ChatGPT o1-preview深い推論能力で、数学・コーディング・推論に優れる。入力$15/1Mトークン 出力$60/1Mトークン応答に時間がかかり、API機能が制限されることがある。
ChatGPT o1-mini小型化され、80%のコスト削減を達成。コーディングタスクに最適化。入力$3/1Mトークン 出力$12/1Mトークン (o1-previewの20%)価格が安価で、エントリーユーザーに適している。
GPT-4o汎用性が高く、迅速な応答を提供する。入力$2.5/1Mトークン 出力$10/1Mトークン高速で低コストだが、複雑な問題解決には劣る。
(2024年9月時点)

OpenAIの新しいAIモデルであるo1とGPT-4oは、それぞれ独自の特性を持っており、利用シーンに応じた適切な活用が可能です。

o1モデルは高度な推論能力を備えており、特に複雑な問題を段階的に解決するChain-of-Thought Prompting(チェーン・オブ・ソートプロンプティング)を用いることで、数学や科学といった学術分野で高い成果を上げています。

また、セキュリティ面でも優れた性能を示し、危険な内容の生成や誤情報を減少させる工夫がされています。

一方、GPT-4oモデルは、一般的な言語タスクに強みがあり、テキスト生成や会話の流暢さを活かして迅速な応答が求められる場合に適しています。日常的なプロジェクトや一般ユーザーには特に向いています。

これらの特性を踏まえ、o1とGPT-4oはそれぞれの強みを最大限に活かした選択が重要です。

o1は特に高度なタスクに適している一方で、GPT-4oの迅速さと経済性は多くの状況で優れた選択肢となります。

ChatGPT o1の使い方

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OpenAIのo1は、2024年9月24日現在、ChatGPT PlusまたはChatGPT Teamの有料プランユーザーのみがアクセスできます。

しかし、o1-previewは週30、o1-miniは週50のメッセージ制限があることに注意が必要です。また、現在のところ、o1はブラウジング、ファイルや画像のアップロードをサポートしていません。

o1-miniに関しては無料で使用できるようになるのではという情報も増えていますので、今後の動向は要チェックです。

ChatGPT o1の使い方

トップ画面上部のモデル選択ドロップダウンメニューからo1-previewまたはo1-miniを選択することで利用可能です。

o1-preview
(出典:chatgpt.com)

モデル選択後は、他のモデルと同様にChatGPTにプロンプトを入力することで利用できます。

o1-preview
(出典:chatgpt.com)

o1は順番に考えるモデルになるので、回答と一緒に思考時間も表示されるのが特徴です。

高性能なo1モデルですが、その利用には2024年9月時点で厳しい回数制限があります。o1-previewは週で50メッセージまで、o1-miniは1日50メッセージまでとなっています。

ChatGPTの新モデルo1(オーワン)の進化は超高速

このように、ChatGPTの新モデルo1(オーワン)は従来のモデルである4oに勝る性能を持っているため、使いこなすことができればさらなる効率化が期待できます。

現時点(2024年9月24日)では、有料プランを利用している方しか使うことができませんが、無料でも使えるようになるとさらに人気が高まるのではないでしょうか。

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