自撮り風のキャラをStable Diffusionで自然に生成するには、ちょっとしたコツが必要です。
この記事では、カメラ目線・腕の伸び・手元のスマホ・広角ゆがみなど「自撮りらしさ」を出す要素を分解し、すぐ使えるプロンプト例とネガティブプロンプト、構図の工夫の方法を解説します。
Stable Diffusionで自撮り風画像を生成する基本プロンプト

リアルな自撮り風画像を生成するためには、基本的なプロンプトの構成を理解することが第一歩です。
「selfie」というキーワードを軸に、キャラクターの表情や視線、背景などを指定していくのが基本となります。
自撮り構図の必須キーワード「selfie」の使い方
右手

左手

アクロバット

自撮り構図を生成する上で最も重要なプロンプトが「selfie」です。
このプロンプトを記述することで、キャラクターが自身にカメラを向け、腕を伸ばして撮影しているような構図を優先的に生成するようになります。
さらに、「from user’s perspective」や「point of view(POV)」といった視点を指定するプロンプトを組み合わせることで、まるで自分がその場にいて撮影しているかのような、没入感の強い画像を生成することが可能です。
汎用性が高い自撮りプロンプト一覧
- selfie = 自撮り
- looking at camera = カメラ目線
- arm extended = 腕を伸ばしている
- holding smartphone = スマホを手に持っている
- front camera angle = インカメ風の角度
- slight wide-angle = ほんのり広角(自撮り感を出す)
- shallow depth of field/background bokeh = 背景ボケ
カメラ目線や表情を指定してリアルさを加えるプロンプト
笑顔

ウィンク

ふくれっ面

自撮り画像のリアルさを格段に向上させるには、キャラクターの視線と表情を指定します。
「looking at viewer」というプロンプトを加えることで、カメラを見つめる目線を捉えた構図になります。
さらに、「smile」や「wink」、「slightly surprised expression」といった具体的な表情を指定することで、感情豊かなキャラクターを生成できます。
表情の細かな指定プロンプト
笑顔のバリエーション
genuine smile, natural smile, slight smile, subtle smilebright smile, beaming, cheerful expressionsmirking, half smile, crooked smilelaughing, open mouth smile, showing teethclosed mouth smile, lips curved upward
その他の表情
- 真顔:
neutral expression, poker face, serious look - クール:
cool expression, confident look, slight frown - 恥ずかしそう:
shy expression, blushing, embarrassed smile - ウインク:
winking, one eye closed, playful wink - アヒル口:
duck face, pouting lips, pursed lips

【シーン別】すぐに使える!自撮り構図のプロンプト作例集

ここでは、室内でのプライベートな一枚をテーマにした、自撮り構図のプロンプトと作例を紹介します。
リアルな質感を持つ3Dキャラクターが、様々な場所で撮影したような画像を生成するための具体的な呪文を参考に、オリジナルの作品作りに挑戦してみてください。
室内で撮影した自撮りプロンプト作例
ゴロゴロ

ゲーム

鏡越し

自室での自撮を演出する、具体的で実践的なプロンプト例を紹介します。
selfie on bed, lying down pose, looking up at camera,messy bedsheets, pillows around, smartphone held above,wearing oversized t-shirt, relaxed at home, morning light,unmade bed, stuffed animals nearby, cozy blanket,natural no-makeup look, sleepy expression, bed head hair
selfie at computer desk, gaming setup background,RGB lighting, monitor glow on face, sitting in gaming chair,headphones around neck, keyboard visible, anime figures on shelf,LED strips, posters on wall, cluttered desk, energy drink can,late night atmosphere, screen reflection on face
mirror selfie in bedroom, full length mirror, phone visible,room reflection in mirror, wardrobe visible, clothes on floor,trying on outfit, natural pose, bedroom door in background,personal decorations visible, fairy lights, polaroid photos on mirror,casual indoor lighting, authentic messy room
これらのプロンプトをベースに、キャラクターの見た目(髪型、髪色など)や服装、部屋の小物を自由に入れ替えて、「室内での自撮り」を生成してみよう。
屋外での自撮りプロンプト作例
街中

公園

冬の雪山

「屋外」で撮影したかのような、自然で臨場感あふれる自撮り風画像を生成するためのプロンプト例を、様々なシチュエーションに分けて具体的にご紹介します。
city street selfie, urban background, buildings behind,busy sidewalk, blurred pedestrians in background,street fashion outfit, confident expression, golden hour light,shop signs visible, crosswalk, city life atmosphere,slight motion blur in background, dynamic urban energy
park selfie, green trees background, dappled sunlight,natural setting, sitting on grass, flowers nearby,soft natural light filtering through leaves, peaceful expression,wearing sundress, picnic atmosphere, bokeh background,birds in distance, fresh air feeling, healthy glow
winter outdoor selfie, snowy background, bundled up,red nose from cold, visible breath, winter coat and beanie,snowflakes falling, rosy cheeks, cozy winter fashion,soft winter light, authentic cold weather look
これらの例を参考に、場所、時間帯、天気、服装、表情などを自由に組み合わせて、理想の屋外自撮り画像を生成してみよう。

よりクオリティの高い自撮り画像を生成するための3つのコツ
基本的なプロンプトの組み合わせに加えて、いくつかのテクニックを応用することで、生成される自撮り風画像のクオリティを格段に向上させることが可能です。
ここでは、よりリアルで魅力的な写真に仕上げるための3つの具体的なコツを紹介します。
- スマートフォンを手に持たせて自撮り感を演出する
- ライティングを指定して写真のような質感を出す
- 服装やアクセサリーでキャラクターの個性を引き立てる
スマートフォンを手に持たせて自撮り感を演出する

生成画像に自撮りらしさを明確に加える最も効果的な方法は、キャラクターにスマートフォンを持たせることです。
プロンプトに「holding a smartphone」や「taking a picture with a phone」といったフレーズを追加することで、AIはキャラクターが自ら撮影している状況を認識しやすくなります。
これにより、腕を前方に伸ばしてカメラを構えるといった、典型的な自撮りポーズが生成されやすくなる特性があります。
スマートフォンの機種や色を細かく指定したり、画面にカメラのUIがかすかに映っている様子を描写させたりすることで、細部のリアリティをさらに高めることも可能です。

ライティングを指定して写真のような質感を出す

写真の質感を大きく左右する要素がライティングです。
プロンプトで光の種類や光源の方向を具体的に指定することで、画像のクオリティは飛躍的に向上します。
「natural light」や「soft lighting」は自然で柔らかい印象を与え、「dramatic lighting」や「rim light」は被写体の輪郭を際立たせ、ドラマチックな雰囲気を生み出します。
また、「goldenhour」(日の出後・日没前の時間帯)や「bluehour」(日の出前・日没後の時間帯)といった特定の時間帯が持つ光を指定すると、情緒的でリアルな写真に仕上がります。

服装やアクセサリーでキャラクターの個性を引き立てる

キャラクターが身につける服装やアクセサリーは、その個性や背景設定を視覚的に伝えるための重要な要素です。
「ornately frilly maid」(フリルのメイド服)、「purple eyes」(紫の瞳)、「paw pose」(猫のポーズ)といった小物を加えることで、キャラクターの魅力は一層引き立ちます。
シンプルな服装の美女に特徴的なアクセサリーを一つ追加するだけで、視線が自然とそこに集まり、キャラクターのセンスの良さや個性を表現できます。
Stable Diffusionで自撮り構図のプロンプトを使いこなそう
Stable Diffusionを用いて質の高い自撮り風画像を生成するためには、基本となるプロンプト「selfie」を軸に、キャラクターの表情、ポーズ、そして背景を具体的に記述することが重要です。
室内や屋外といった様々なシーン別の作例を参考に、シチュエーションに応じたキーワードを的確に組み合わせて、表現の幅を広げていきましょう。

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