LTX-2は、Lightricks社が作った「LTX」シリーズの最新バージョンです。
この記事では、この注目のモデルである「LTX-2」の概要から、インストール前の準備、具体的な設定方法、基本的な使い方を解説します。
LTX-2とは?

LTX-2は、テキスト・画像・動画・音声などを入力に、最大4K解像度・最長約20秒の動画クリップを生成できるAI動画生成の基盤モデルです。
1回の生成で映像だけでなく、台詞・BGM・効果音などの音声まで同期した形で出力できる点が大きな特徴です。 短尺の映像制作を、映像と音をまとめて一括生成できるワークフローに変えられることが強みです。
LTX-2の主な特徴
- 映像と音声を同時生成できる
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- 従来は「無音動画を作る → 別ソフトで音声を後付け」という2段階の作業が必要だった
- LTX-2では1回の生成で映像・台詞・BGM・効果音がすべて揃う
- リップシンクも自動調整してくれる
- オープンソースで自由度が高い
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- 無料で公開されているので、誰でも使える
- 自分のPC(ローカル・クラウド環境)で動かせるの
- 自社サービスに組み込めるので、ビジネス活用しやすい
- カスタマイズしやすい
-
- LoRA(追加学習)などで自分好みに調整できる
- クリエイターや開発者が独自の機能を追加しやすい設計になっている(ComfyUI)
Stable Diffusionの使い方は、機能別に下記の記事にまとめているのでぜひご覧ください

LTX-2 ComfyUIでの始め方・使い方

ここでは、「ComfyUI」を使ったローカル環境でのLTX-2の始め方から使い方まで紹介します。
ComfyUIの導入方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

LTX-2は、多くのGPUパワーが必要になりますので、余裕をもって準備をしておきましょう。
導入前に「ComfyUI」を起動して最新版に更新しておきましょう。
更新が完了したらデータのインストールに進みます。
次に、動画を生成するためのモデルデータを入手します。
動画生成に必要なモデルデータは下記の5つです。
- 動画のモデルデータ
- テキストエンコーダー
- アップスケーラー
- LoRA*2
ワークフローを読み込むとリストが表示されますので、順番にダウンロードを進めます。

コマンドで一つにまとめたい方はこちらの内容を入力します。
#動画のモデルデータ
cd ComfyUI/models/checkpoints
wget https://huggingface.co/Lightricks/LTX-2/resolve/main/ltx-2-19b-dev-fp8.safetensors
#テキストエンコーダー
cd ComfyUI/models/text_encoders
wget https://huggingface.co/Comfy-Org/ltx-2/resolve/main/split_files/text_encoders/gemma_3_12B_it_fp4_mixed.safetensors
#アップスケーラー
cd ComfyUI/models/latent_upscale_models
wget https://huggingface.co/Lightricks/LTX-2/resolve/main/ltx-2-spatial-upscaler-x2-1.0.safetensors
#LoRA
cd ComfyUI/models/loras
wget https://huggingface.co/Lightricks/LTX-2/resolve/main/ltx-2-19b-distilled-lora-384.safetensors
wget https://huggingface.co/Lightricks/LTX-2-19b-LoRA-Camera-Control-Dolly-Left/resolve/main/ltx-2-19b-lora-camera-control-dolly-left.safetensors
今回は公式で配布されている総合ワークフローを使用します。
ワークフローデータは、公式に公開されている公式ワークフローをダウンロードして使用します。

ダウンロードしたワークフローデータをComfyUIの画面にドラッグ&ドロップで読み込みます。

ノードが正常に反映されているか確認します。
LTX-2のtext2videoでは、シンプルなプロンプトで質の高い動画を作成できます。
6秒間のステップの中で割り数を決めてプロンプトを入力するのがポイントです。
その後「▷Queue」ボタンをクリックして生成を開始します。
LTX-2(ComfyUI)で生成した画像
cinematic and beautiful. A beautiful cat sits by a window, bathed in soft moonlight. Its eyes begin to glow with a mystical light. Soft, glowing particles emanate from its body, enveloping it in a magical aura. Inside the light, the cat’s silhouette smoothly and gracefully morphs into a young anime girl. The transformation is elegant, showing the tail dissolving into light and limbs elongating. The light fades to reveal the girl standing by the window, looking at her own hands with a slightly melancholic expression. Ethereal atmosphere, high-quality animation, clean lineart, magical particle effects.
LTX-2のimage2videoは、最初のフレームを素材画像として動画を生成します。
image2videoのワークフローはページ中部にあります。

追加でテキストエンコーダーのモデルが必要になるので、下記データをダウンロードします。
#テキストエンコーダー
cd ComfyUI/models/text_encoders
wget https://huggingface.co/Comfy-Org/ltx-2/resolve/main/split_files/text_encoders/gemma_3_12B_it.safetensors
左下のローダーに素材の画像を読み込みます。

プロンプトには、画像の内容をベースに動きを入力します。
素材画像

LTX-2のLoRA は、canny、Open Pose、Depthのモデルが利用できます。
利用するには下記の追加モデルが必要になります。
#LoRA
cd ComfyUI/models/loras
wget https://huggingface.co/Lightricks/LTX-2-19b-IC-LoRA-Canny-Control/resolve/main/ltx-2-19b-ic-lora-canny-control.safetensors
wget https://huggingface.co/Lightricks/LTX-2-19b-IC-LoRA-Depth-Control/blob/main/ltx-2-19b-ic-lora-depth-control.safetensors
wget https://huggingface.co/Lightricks/LTX-2-19b-IC-LoRA-Pose-Control/blob/main/ltx-2-19b-ic-lora-pose-control.safetensors
Open Poseで動きだけを残し、キャラクターをプロンプトで差し替えます。

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LTX-2の料金プランと商用利用は?

LTX-2の料金プランと商用利用について解説します。
LTX-2は「Apache 2.0」というライセンス形態で公開されており、その条件内では無料でローカル利用することができます
一方で、コンピューターリソースがない場合はAPIを利用してLTX-2を使います。
APIの料金表は以下の通りです。
API利用時の料金(LTX Studio経由)
| モード | 料金 | 日本円換算(目安) | 特徴・用途 |
|---|---|---|---|
| Fast | $0.04/秒〜 | 約5円/秒 | スピード優先の高速プレビュー向け |
| Pro | $0.08/秒〜 | 約10円/秒 | 社内プレゼンやマーケティング素材作成 |
| Ultra | $0.16/秒〜 | 約20円/秒 | 最高品質、4K/50fps/10秒フルスペック対応 |
プラン別料金
| プラン | 料金 | クレジット | 備考 |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | 無料 | 800 Credits(初回1回限り) | 個人利用のみ |
| エンタープライズプラン | 要問い合わせ | 定額使い放題 | 追加機能含む法人向け契約 |
LTX-2の商用利用は?
LTX-2はApache 2.0ライセンスのもとで提供されており、商用利用を含めた幅広い用途での利用が認められています。
具体的には、以下のような利用例が許可されています。
- 商用利用
- コードの改変・再配布
- 特許の使用
ただし、今後、サービス提供時にライセンスが変更される可能性もあるため、商用プロジェクトで利用する際は、最新のライセンス情報を必ず確認しましょう。
LTX-2のような動画生成AIにはクラウドGPUがおすすめ

LTX-2で高画質の動画を生成するには、高スペックなパソコンが必要です。
ただし、LTX-2を快適に利用できるような高性能なパソコンは、ほとんどが30万円以上と高額になります。
コストを抑えたい方へ:クラウドGPUの利用がおすすめ
クラウドGPUとは、インターネット上で高性能なパソコンを借りることができるサービスです。これにより、最新の高性能GPUを手軽に利用することができます。
クラウドGPUのメリット
- コスト削減:高額なGPUを購入する必要がなく、使った分だけ支払い
- 高性能:最新の高性能GPUを利用できるため、高品質な画像生成が可能
- 柔軟性:必要なときに必要なだけ使えるので便利
LTX-2を使いこなして最先端動画生成AIをマスターしよう!
今回は、動画生成AIの最新バージョン「LTX-2」の使い方について紹介しました。
無料で利用できる動画生成AIのオープンソースの中でトップクラスなので、このチャンスに高性能ツールで動画生成を極めてみましょう。




