Stable Diffusionで同じ顔になる問題を解決!多様な顔を生成するテクニックを解説!

Stable Diffusionで画像を生成していると、なぜかいつも同じような顔になる…と感じることがあると思います。

この現象は、モデルの特性やプロンプトの指定方法など、いくつかの要因が重なって起こります。

この記事では、同じ顔になる原因を解説し、多様な顔を生成するための基本的な対策から応用テクニックまで、具体的な方法を紹介します。

目次

Stable Diffusionで毎回同じような顔が生成される主な原因

Stable Diffusionで生成される画像が同じような顔にってしまう場合、原因があります。

主に使用しているモデルの学習データ、プロンプトの具体性、そして生成条件を決定するシード値が関係しています。

これらの要素が組み合わさることで、意図せず同じ絵や似たような雰囲気の画像が出力されやすくなってしまうのです。

使用しているモデル(Checkpoint)の学習データが偏っている

少女①


少女②

少女③

生成される顔が似通う最も大きな原因は、使用しているモデルの学習データにあります。

特定の画風や顔立ちの画像を重点的に学習させて作られたモデルの場合、そのモデルが得意とする平均的な顔が出力されやすくなります。

特に、複数のモデルをマージして作られたものでは、それぞれの個性が薄まり、似たような結果になりがちです。

プロンプトの内容が抽象的で顔の特徴を捉えきれていない

1girl

個性強化

背景+装飾

プロンプトが「1girl」のような単純で抽象的なものだと、モデルが学習した中で最も標準的、あるいは平均的な顔を生成しようとします。

具体的な髪型、目の色、表情、人種といった詳細な指示が不足しているため、解釈できる範囲が狭まり、結果として毎回似たような顔立ちになってしまいます。

シード値(Seed)が固定されたままになっている

シード固定①

シード固定②

シード固定③

シード値とは、画像生成の初期ノイズを決定する数値です。

このシード値が同じであれば、他の条件(プロンプトやモデルなど)も同じ場合、何度生成しても全く同じ画像が出力されることがあります。

【初心者向け】まずは試したい!多様な顔を生成する基本的な対策

同じような顔の生成から脱却するために、まずは手軽に試せる基本的な対策から始めます。

シード値の変更やプロンプトに工夫を加えるだけで、生成結果に大きなバリエーションを出すことが可能です。

シード値を「-1」に設定してランダムな顔を生成する

ギャル1

ギャル2

ギャル3

シード値を「-1」に指定すると、生成ボタンを押すたびにランダムな数値を自動的に割り当てます。

プロンプトやモデル、サンプラーなどの他の設定が同一であっても、生成される結果には毎回新鮮な変化が生まれます。

多様なアイデアを次々と探りたい場面や、特定のプロンプトからどのようなバリエーションが生まれるのかを広く調査したい場合に使用しましょう。

髪型や目の色など顔のパーツに関する指示を具体的にする

清楚系

クール系

エキゾチック系

髪型は「長さ+スタイル+前髪」の3点セット、目は「色+形状+質感」の3要素で指定すると、意図した顔立ちに近づきやすくなります。

プロンプトを詰め込みすぎると破綻しやすいため、特にこだわりたいパーツを3〜5要素に絞り、残りはモデルの自然な生成に任せるのがコツです。

別のモデル(Checkpoint)を導入して画風ごと変えてみる

清楚系

クール系

エキゾチック系

同じプロンプトでもモデルを変えるだけで画風がガラリと変わるため、同じアニメ系でも方向性の異なるモデルを2〜3種類用意して同じプロンプトで比較生成するのがおすすめです。

モデルによってプロンプトの効きやすさや得意な表現が異なるため、CFG ScaleやSampling Stepsも微調整すると最適な結果に近づきます。

【応用編】AIっぽさを脱却し個性的な顔を作るテクニック

基本的な対策に慣れたら、次はより一歩進んだテクニックに挑戦してみましょう。

ここでは、表現の幅を広げるための応用テクニックをいくつか紹介します。

ワイルドカード機能でプロンプトを自動で変化させる

ワイルドカード機能とは、あらかじめ用意したリストの中からランダムに単語を選び、プロンプトに自動挿入する機能です。

毎回異なるプロンプトが生成され、顔のバリエーションが広がります。

ワイルドカードは、拡張機能のDynamic Prompts内の機能なので最初にインストールする必要があります。

STEP
Dynamic Promptsをインストール

上部タブの「拡張機能」>「URLからインストール」を選択してリポジトリのURLを入力します。

https://github.com/adieyal/sd-dynamic-prompts.git

入力後にインストールボタンをクリックしてインストールを開始します。

STEP
WebUIを再起動

インストールが完了したらWebUIを再起動します。

アコーディオンタブに「Dynamic Prompts」が追加されているのを確認します。

STEP
Wildcards Managerを確認

次に、上部タブに「ワイルドカードの管理」または「Wildcards Manager」が表示されているのを確認します。

表示されていない場合は、「設定」→右サイドバー「ユーザーインターフェース」→「UI tab order」で「ワイルドカードの管理」を選択してUIを再起動します。

STEP
ワイルドカード用テキストファイルを作成

stable-diffusion-webui/extensions/sd-dynamic-prompts/wildcards/

フォルダ内にテキストファイルを作成します。

今回は4つのパーツファイルを用意しています。

📄 face_shape.txt(顔の形)

oval face
round face
heart-shaped face
square face
diamond face

📄 eyes.txt(目の特徴)

big eyes
almond eyes
narrow eyes
round eyes
deep-set eyes
hooded eyes

📄 hair.txt(髪型)

360 waves
a-line cut
afro
asymmetrical cut
ballerina bun
bantu knots
beach waves
beehive
blunt cut
bob
boho updo
bow ponytail
box braids
braided crown
braided ponytail
braided updo
bubble ponytail
bun with braids
bun with twists
buzz cut
chignon
chignon updo
corkscrew curls
cornrows
crew cut
crimped hair
crown braid
curly bob
curly pixie
dreadlocks
dutch braid
elegant updo
faux hawk
feathers cut
finger waves
fishtail braid
flip hairstyle
french braid
french twist
geometric cut
goddess braids
grunge waves
half-up bun
half-up half-down
halo braid
high ponytail
hollywood waves
layered cut
lob (long bob)
loose curls
low bun
low ponytail
marley twists
messy bun
messy updo
messy waves
middle part
milkmaid braids
modern mullet
mohawk
pin curls
pin-up curls
pineapple updo
pixie cut
pompadour
ponytail
ponytail with bangs
ponytail with curls
quiff
retro curls
romantic updo
senegalese twists
shag cut
side part
side ponytail
side-swept waves
sleek ponytail
slicked-back hair
sock bun
space buns
spiky hair
spiral curls
top knot
tousled waves
twist and pin updo
twist braids
twisted ponytail
undercut
updo with flowers
updo with headband
updo with tendrils
victorian curls
victory roll updo
victory rolls
vintage updo
voluminous curls
waterfall braid
wet look
wet-look updo
zigzag part

📄 age.txt(年齢)

young woman in her 20s
woman in her 30s
teenage girl
mature woman in her 40s
elderly woman


STEP
プロンプトにワイルドカードを組み込んで生成開始

ワイルドカードを使うためには、専用の構文を使う必要があります。

Wildcards Managerの単語リストのツリーを開いてワイルドカードを選択します。

今回は、年齢・髪型・目の特徴・顔の形を単語リスト内の内容のどれかを出力して生成するように設定します。

__age__, __hair__, __eyes__, __face_shape__
プロンプト例
a beautiful __age__, __hair__, __eyes__, __face_shape__, realistic photo, 8k, detailed skin

それぞれのパーツがランダムに選ばれた画像が生成されます。

今回は、図書館で本を読む制服を着た女子学生のパーツだけをランダムで生成した結果がこちらです。

パターン①

パターン②

パターン③

ワイルドカードの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。

複数のLoRAを組み合わせて独自の画風や顔立ちを作り出す

異なる画風・顔立ちのLoRAを適用し、それぞれの重みを<lora:A:0.4>のように0.3〜0.7程度に抑えてブレンドすることで、どれか一つに寄りすぎない顔を生成できます。

ここでは、ドヤ顔系LoRA(doyagao_xl_v10)+ライトアップ特化のLoRA(facelightup_xl_v20)の方向性の違うLoRAを掛け合わせて生成してみます。

どや顔

ライトアップ

両方

ADetailerを使って顔の表情だけを修正する

ADetailerは、生成画像から自動的に顔領域だけを検出して再描画してくれる拡張機能です。

「ADetailer prompt」欄に表情を指定するプロンプト(例:smiling, open mouth, happyやserious face, closed mouthなど)を記入し、元のプロンプトとは独立して顔部分だけに適用させることで、体のポーズや背景・服装はそのままに表情だけを差し替えられます。

ADetailerの使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

Stable Diffusionでオリジナルの表情をマスターしよう

Stable Diffusionで同じ顔ばかりが生成される問題は、シード値の固定、プロンプトの抽象度、モデルの特性といった複数の原因が考えられます。

これらの原因に対応しては、シード値をランダム化したり、プロンプトを具体的にしたり、別のモデルを試すことで、生成される顔に多様性を持たせることで対応しましょう。

また、LoRAやControlNetといった応用技術を駆使すれば、意図的に同じ顔を生成し、キャラクターの一貫性を保つことも可能です。

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この記事を書いた人

EdgeHUBは、NVIDIAクラウドパートナーである株式会社ハイレゾが運営しています。「AIと共にある未来へ繋ぐ」をテーマに、画像生成AI、文章生成AI、動画生成AI、機械学習・LLM、Stable Diffusionなど、最先端の生成AI技術の使い方をわかりやすく紹介します。

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