Stable DiffusionのWebUIを日本語化するための簡単ステップ

Stable DiffusionのWebUIを日本語化するための簡単ステップ

今回の記事では、Stable DiffusionのWebUIを日本語化する手順を簡単に説明していきます。

英語が苦手な方にとっては導入の段階から難しく感じて、足が遠のいてしまうStable Diffusionは日本語化で簡単になります。

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目次

Stable Diffusion日本語化のメリット・デメリット

半分のイメージの見出し画像

ここではStable Diffusionを日本語化するメリットとデメリットを紹介していきます。

便利になるのと引き換えにデメリットもありますので、変更する前に確認しておきましょう。

Stable Diffusionを日本語化するメリット

1番のメリットは、分かりづらい専門用語が並ぶStable Diffusion WebUIを日本語表示にすることで、スムーズに画像生成をすることができるところです。

用意されている機能を正確に使用できるのはユーザーにとって大きなメリットとなります。

Stable Diffusionを日本語化するデメリット

Stable Diffusionを日本語化するデメリットは、本体機能や拡張機能が日本語に対応していない場合がある事です。

Stable Diffusion WebUIには様々な拡張機能があり、カスタマイズが可能ですが、すべてが日本語サポートされている訳ではありません。

不具合などのトラブルに遭遇してサポートが無いなどのリスクが伴うので注意しましょう。

Stable Diffusionの日本語化手順

閃きの見出し画像

Stable Diffusion Web UIを日本語化する手順は3ステップで完了します。

  1. Stable Diffusion Web UI内「Extensions」を開き、「Available」タブに移動します。
  2. 「localization」のチェックを外し「Load from」ボタンをクリックします。
  3. 表示された拡張機能一覧の中の「ja_JP Localization」をインストールします。
  4. 「Settings」タブから「User interface」をクリックし、画面上部にある「Localization(requires Reload UI)」から「ja_JP」を選択します。
  5. 「Apply settings」をクリックして保存し、「Reload UI」でStable Diffusionを再起動すれば完了です。
    ※タブの中が空白の場合は、すぐ右にある青い更新ボタンをクリックします。
    Stable Diffusion Web UI(出典:Stable Diffusion Web UI)

「Apply settings」をクリックして保存し、「Reload UI」でStable Diffusionを再起動すれば完了です。

画像付きで解説!Stable Diffusion

Stable Diffusionの日本語入力とプロンプトの使い方

使い方イメージの見出し画像

Stable Diffusion WebUI (AUTOMATIC1111)では日本語入力を受け付けていません。

日本語入力で画像生成を行うには、Stable Diffusion日本語モデル( JSDXL)のバージョンが必要となります。

HuggingFaceのデモ版で体験することができます。

Stable Diffusion日本語でのイラスト生成

それでは実際にHuggingFaceにアクセスしてイラストを生成してみましょう。

STEP
日本語で生成したい画像の単語を入力

文字入力欄に日本語で生成したい画像の単語を入力します。

Stable Diffusion XL Demo
(出典:huggingface.co)
STEP
RUNボタンを押して画像生成

「猿、温泉」と入力しRunボタンを押下すると、17秒ほどで2枚の画像が生成されました。

Stable Diffusion XL Demo
(出典:huggingface.co)

写真ではなくアニメ調や水彩画などにしたい場合は、要望を入力することでStable Diffusionが画像を生成します。

Stable Diffusion XL Demo
(出典:huggingface.co)
Stable Diffusion XL Demo
(出典:huggingface.co)

Stable Diffusion日本語モデル( JSDXL)

イラストイメージの見出し画像

Stable Diffusionには、日本に特化したtext-to-image モデル「Japanese Stable Diffusion XL(JSDXL)」がリリースされています。

日本語入力に対応し、日本語特有の表現を読み取って画像を生成することができます。

JSDXLは、ローカル版とWeb版のDreamStudioやHugging Faceなどで提供されています。

ローカル版無料
ブラウザ版Stable Diffusion XL月額1365円
Dream Studio月額10ドル
Mage.space月額15ドル
clipdrop月額1971円
Hugging Face9ドル
(2024年3月の情報)

Stable Diffusion日本語化( JSDXL)における適切なスペック

注意を促す見出し画像

Stable Diffusion日本語化( JSDXL)をローカルで利用するにあたっては必要スペックがあります。

通常のStable Diffusionの上位バージョンとなりますので、要求スペックも上がります。

Stable DiffusionStable Diffusion日本語化( JSDXL)
PC/OSデスクトップ型 Windows10-11(64bit)デスクトップ型 Windows10-11(64bit)
 CPUIntelCore i5~Core i7、AMD Ryzen 5~7→Intel Core i7、Ryzen 7 5800X
 GPURTXシリーズのVRAM 12GB以上RTX4070Ti 12GB
 メモリ16GB~32GB32GB~64GB
 ストレージ512GB以上512GB以上
(2024年3月の情報)

通常版でも生成は可能ですが、画像サイズや使用するモデルによって、動作が不安定になることがあります。

メモリの使用量やGPUの温度などを計測しながらスペックを上げていくのがおすすめです。

Stable Diffusion日本語化( JSDXL)にはクラウドGPUがおすすめ

Stable Diffusion日本語化( JSDXL)は、従来のStable Diffusionよりも大幅に性能が向上します。

画像処理制度や、パラメーター数の増加に伴い、GPUメモリの消費量が大きくなっているため、大容量のVRAMが必要とされます。

すぐに高性能なPCを用意できないけどJSDXLを使いたい!という方には、いつでも好きな時間だけ利用できるクラウドGPUがおすすめです。

GPUSOROBAN
https://soroban.highreso.jp/

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    この記事を書いた人

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