【2025年版】AIエージェント作成ツールおすすめ10選と選び方のポイント

【2025年版】AIエージェント作成ツールおすすめ10選と選び方のポイント

AIエージェント作成ツールは、業務の自動化と効率化を実現するための強力なソリューションです。

様々なAIエージェントサービスが登場しており、自社の課題や目的に合わせて最適なツールを選定することが、導入成功の鍵となります。

この記事では、AIエージェントの基本からツールの選び方、具体的な製品比較、活用事例までを網羅的に解説し、導入検討に必要な情報を提供します。

目次

AIエージェントとは?

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AIエージェントとは、人間が設定した目標を達成するために、自律的に状況を認識し、計画を立てて行動するプログラムやシステムを指します。

単に決められたルールに従って動作する従来の自動化ツールとは異なり、AIエージェントは環境からの情報を能動的に収集し、その情報に基づいて最適な行動を判断する能力を持っています。

定義

  • 人間が設定した目標を達成するために自律的に行動するプログラム/システム
  • 状況認識・計画立案・実行を自律的に行う

従来の自動化ツールとの違い

  • 従来:決められたルールに従って動作するのみ
  • AIエージェント:環境から能動的に情報収集し、最適な行動を自ら判断

主な機能・動作

  • インターネットから必要なデータを検索
  • 既存システムからの情報取得
  • 自身の知識ベース・学習モデルを活用した意思決定
  • 次にとるべき行動の自律的な決定

「自律的な判断と行動」が、AIエージェントの最も重要な特徴であり、これにより複雑で変化の多いビジネス環境においても柔軟に対応し、業務を遂行することが可能になります。

AIエージェント作成ツールで業務はどう変わる?導入で得られる3つのメリット

成長をイメージした見出し画像

AIエージェント作成ツールを導入することで、企業の業務プロセスは大きく変革します。

定型的な作業の自動化による時間創出はもちろん、人間では難しい複雑な判断を伴うタスクの実行も可能になります。
さらに、専門知識がなくてもAIを扱えるツールが増えており、幅広い従業員が業務改善に取り組める環境が整います。

これら3つのメリットは、生産性の向上と競争力の強化に直結します。

  • 定型業務を自動化して作業時間を大幅に短縮できる
  • 複雑なタスクもAIが自律的に判断して実行してくれる
  • 専門知識がなくても高度なAIを開発・運用できる

定型業務を自動化して作業時間を大幅に短縮できる

データ入力や書類作成、定期的なレポート生成といった定型業務は、多くの時間を消費します。

AIエージェントは、これらの反復的な作業を人間に代わって正確かつ高速に実行可能です。 機械学習の技術を活用することで、過去の作業履歴からパターンを学習し、より効率的な処理方法を自ら見つけ出すこともできます。

複雑なタスクもAIが自律的に判断して実行してくれる

AIエージェントの大きな特徴は、単一の作業だけでなく、複数のステップから成る複雑なタスクを自律的に実行できる点にあります。

市場調査の指示を受け、関連情報をウェブから収集し、データを分析、競合の動向をまとめてレポートを作成するという一連の流れを自動で完結させます。

専門知識がなくても高度なAIを開発・運用できる

近年のAIエージェント作成ツールは、プログラミングなどの専門知識がなくても利用できるノーコードやローコードのプラットフォームが増加しています。

IT部門の専門家だけでなく、業務内容を最もよく理解している現場の担当者が、自らの手で業務自動化のためのエージェントを構築可能です。

自社に最適なAIエージェント作成ツールの選び方3つのポイント

多種多様なAIエージェント作成ツールの中から自社に最適なものを選ぶためには、明確な基準を持つことが不可欠です。

ツールを実際に使用する従業員のITスキルレベルや、導入後のサポート体制などを考慮し、総合的に判断を下す必要があります。

以下の3つのポイントを押さえることで、導入後のミスマッチを防ぎ、ツールの効果を最大限に引き出せます。

  • 解決したい課題や自動化したい業務を明確にする
  • プログラミング知識の有無(ノーコード対応か)で選ぶ
  • 無料トライアルや日本語サポートの有無を確認する

ポイント➊:解決したい課題や自動化したい業務を明確にする

AIエージェント作成ツールを導入する前に、まず「何のために導入するのか」という目的を明確に定義することが重要です。

「顧客からの問い合わせ対応を効率化したい」「営業部門のデータ分析業務を自動化したい」など、具体的な課題を洗い出すことで、ツールに求めるべき機能が自ずと見えてきます。

課題が具体的であればあるほど、汎用的なツールで十分なのか、あるいは特定の業務に特化したツールが必要なのかといった判断がしやすくなり、数ある選択肢の中から自社に合ったツールを効率的に絞り込めます。

ポイント❷:プログラミング知識の有無(ノーコード対応か)で選ぶ

ツールを選定する際は、社内の利用者のスキルレベルを考慮することが不可欠です。

プログラミングの専門知識を持つエンジニアが社内に在籍している場合は、API連携が豊富でカスタマイズ性の高い、開発者向けのツールが適しています。

一方で、ITの専門家ではない現場の従業員が主に使用する場合は、画面上の操作だけで直感的にエージェントを作成できるノーコード対応のツールを選ぶべきです。

誰が使うのかを想定することで、導入後の活用がスムーズに進むかどうかが決まります。

ポイント❸:無料トライアルや日本語サポートの有無を確認する

本格的な導入を決定する前に、無料トライアルやデモを利用して、実際の操作感や自社の業務との相性を確認することは非常に重要です。

海外製のツールも多い中で、日本語のドキュメントが整備されているか、問題が発生した際に日本語で問い合わせができるサポート体制が整っているかも必ず確認すべき項目です。

【2025年最新】おすすめのAIエージェント作成ツール10選を徹底比較

現在、市場には多種多様なAIエージェント作成ツールが存在し、それぞれに異なる特徴があります。

ここでは、2025年最新の情報に基づき、特に注目すべき10個のツールを厳選しました。

ツールの選定にあたっては、操作のしやすさ、特定の業務への専門性、既存システムとの連携能力、コストパフォーマンスなど、様々な観点から総合的に評価しています。

これから紹介する比較情報を参考に、自社のニーズに最も合致するツールを見つけてください。

Swarm

(出展:linkedin.com)

Swarmとは、2024年10月にOpenAIが公開した、複数のAIエージェントが連携して複雑なタスクを解決する仕組みを設計したフレームワークです。

文章作成に強いChatGPTをベースとし、OpenAIが開発しているAIエージェント作成ツールです。

おすすめしたい理由

複数のAIエージェントを組み合わせて、チャットボットを利用したカスタマーサービスシステムなどを開発することができます。

開発環境がオープンソースで公開されているので透明性が高く、無料で利用ができます。

注意点

構成や実行が複雑なので、計算リソースを多く消費します。

Swarmはまだ実験段階であり、研究・教育目的に使用されることを前提としています。実用利用は想定されておらず、サポートを受けることができないので注意しましょう。

料金プラン

Swarmは、GitHubからコードをダウンロードして開発します。

オープンソースで誰でも無料で利用することができます。

公式サイト:https://github.com/openai/swarm

Azure Databricks

(出展:azureguru.org)

Azure Databricksとは、Microsoft Azureのクラウド上で動作し、大量のデータを解析できるシステムサービスです。

データサイエンスのワークフロー全体を扱えるので、データ収集~分析、意思決定に使うためのモデル作成まで、一通りまとめて行うことができます。

プロセスの簡素化や高度な自動化の機能がすべて備わっています。

おすすめしたい理由

データ処理、機械学習、既存データの変換プロセスなどなど、データに関する作業を一つのプラットフォームでまとめて行えます。

複数のユーザーが共同でプロジェクトを進行することが可能で、コードやアイデアを共有できる環境が備わっています。

注意点

料金体系が分かりづらく、個人ではリソースを持て余すほど多種の機能があります。

料金体系が他のサービスと比べて分かりづらい点にも注意です。

料金プラン

Azure Databricksの利用料金は、Azureリソース利用料+Databricksソフトウェア利用料の二つで構成されています。

Azure Databricksの利用料金は、「Databricksユニット(DBU)」、「クラスタ構成」、「ストレージ使用量」などに基づいて変動します。一般的には、月額で数百ドルから数千ドル程度になることが多いですが、利用するリソースの量と規模によって大きく異なります。

料金の参考例です(実際の料金は地域や仕様によって異なります)。

  1. Databricksユニット(DBU)の料金
    • Standardプラン: 1 DBUあたり約 0.07~0.07~0.10(USD)
    • Premiumプラン: 1 DBUあたり約 0.12~0.12~0.15(USD)
  2. 仮想マシンの料金
    • AzureのVM(例: Standard_DS3_v2やStandard_D8_v3など)の種類ごとに、1時間あたりの料金が決まっています。
    • VMの料金はAzureの通常の料金表に基づきます。

正確な見積もりを得るには、Azure公式の料金計算ツールを使うことをおすすめします。

公式サイト:https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/databricks

Flowith

(出展: flowith.io)

Flowithとは、AIエージェントをノーコードで手軽に構築できるWebツールです。

複雑なタスクや要件を対話ベースで管理することができ、創造的なプロセスに対して柔軟に対応します。

テキストプロンプト以外にも画像や長いPDFドキュメントも作業に取り込むことができます。

特にPDFについては、RAGを活用して何百ページもあるような長い文書でも、必要な情報を取り出して活用することができます。

おすすめしたい理由

キャンバスをベースとした使いやすいUIで、プログラミング知識がない方でも簡単に利用できておすすめです。

データの流れを可視化して把握することで、問題の発見や改善が容易になります。

注意点

多機能なツールであるため、すべての機能を使いこなすまでには時間がかかる可能性があります。

ノーコードツールであるため、高度なカスタマイズや特殊な要件への対応が難しい場合があります。

料金プラン
プラン料金特徴
無料プラン無料一部のAIモデルの無制限利用:OpenAI: GPT-4o miniやMeta: LLaMA v3.1 8B Instructなどのモデルを制限なく使用できます。
高度なAIモデルの制限付き利用:OpenAI: GPT-4oやStable Diffusion 3.0などの高度なモデルも、月ごとに設定されたトークン数で利用可能です。
アドバンスドプラン6.99$/月AIモデル: 基本AIモデル – T2: 無制限
高度AIモデル – T1: 月200回
超高度AIモデル: 1日5回
知識ベース制限: 知識ベース容量: 50万トークン
単回アップロード上限: 20万トークン
その他の機能: 共同作業
新機能の早期アクセス
無制限プラン19.99$/月AIモデル: 基本AIモデル – T2: 無制限
高度AIモデル – T1: 無制限
超高度AIモデル: 1日30回
知識ベース制限: 知識ベース容量: 1,000万トークン
単回アップロード上限: 40万トークン
その他の機能: 共同作業
新機能の早期アクセス
分散サブスクリプション850$/月ChatGPT Pro: 200ドル/月
Claude Pro: 20ドル/月
Perplexity Pro: 20ドル/月
Ildeogram Pro: 48ドル/月
Recraft: 48ドル/月
Gemini Advanced: 20ドル/月
Flux Pro: 22ドル/月
Haiper Video: 100ドル/月
Kling Video: 92ドル/月
OpenRouter: 80ドル/月
その他のAIモデル: 200+ドル/月
注: 年間プランは30%オフ。公平な利用ポリシーが適用され、無料ユーザーの場合、全AIモデルの合計使用制限は1日600回、有料ユーザーは1日100回となります。
(2025年2月の情報)

公式サイト:https://try.flowith.io

Dify

(出展: dify.ai)

Difyとは、オープンソースのAIアプリ開発プラットフォームです。

AIエージェントの作成にオープンソースのLLMを利用するので、ローカルの環境内で処理を完結させることができるのが特徴です。

プラットフォームやLLMの利用によってデータが外部に出るリスクが気になる方におすすめです。

Difyは、ノーコードで利用することができるので、難しいプログラミングを使うことなく直感的に操作ができます。

おすすめしたい理由

公式Web版とGitHubからのソース利用が選択可能で、ニーズに合わせた導入ができます。

プログラミング知識がなくても、直感的なインターフェースを使ってAIアプリケーションを開発できます。

無料プランから始められ、段階的に機能を拡張できる料金体系により、コストを抑えながら効果的なAI開発が可能です。

注意点

公式Web版を利用する場合、データがクラウドサーバーに保存されるため、情報漏洩のリスクが発生します。

機密性の高いビジネス情報や個人データを扱う場合、データの暗号化やアクセス権限の管理を徹底する必要があります。

料金プラン
プラン料金特徴
サンドボックス(無料プラン)無料メッセージクレジット:200回
アプリ開発数:10個まで
チームメンバー:1人
ストレージ:5MB
ログ履歴:15日間保存
プロフェッショナル$59/月(月契約)または $49/月(年契約)メッセージクレジット:月5,000回
アプリ開発数:50個まで
チームメンバー:3人まで
ストレージ:200MB
チーム$159/月(月契約)または $133/月(年契約)メッセージクレジット:月10,000回
アプリ開発数:無制限
チームメンバー:無制限
ストレージ:1GB
エンタープライズ要問い合わせメッセージクレジット:無制限
アプリ開発数:無制限
チームメンバー:無制限
ストレージ:カスタマイズ可能
(2025年2月の情報)

公式サイト:https://dify.ai/jp

Vertex AI

(出展:ai.google)

Vertex AI(バーテックスAI)とは、Google Cloudで提供されている機械学習モデルの開発や管理を行うプラットフォームサービスです。

Vertex AIは、Googleの生成AI「Gemini」を利用することで、さまざまな種類の情報を組み合わせることが可能です。

Google Cloudの各機能と簡単に連携ができるので、最先端で高度な AI アプリケーションが構築できます。

おすすめしたい理由

Vertex AIとGoogle Cloudの連携により、開発力や成果物の質が圧倒的に高くなります。

特にBigQueryやCloud StorageなどはAI開発において相性の良い機能です。

また、開発に関するドキュメントが充実していて、初級者からでも簡単にスタートできます。

注意点

すべてのサービスをGoogleに依存するので、アカウント凍結やサービス不具合時などで影響範囲が広くなってしまいます。

自社開発と違って、不意にサービスやサポートが終了してしまうと撤退せざるを得なくなります。

料金プラン

Vertex AI の料金の仕組みを紹介します。

料金は、使用した Vertex AI のツールとサービス、ストレージ、コンピューティング、Google Cloud のリソースに基づきます。

ツールと使用状況説明料金
生成 AI画像生成のための Imagen モデル画像入力、文字入力、またはカスタム トレーニングの料金に基づきます。Starting at$0.0001
テキスト、チャット、コードの生成1,000 文字単位の入力(プロンプト)と 1,000 文字単位の出力(レスポンス)に基づきます。Starting at$0.00011,000文字ごと
AutoML モデル画像データのトレーニング、デプロイ、予測リソース使用量を反映したノード時間あたりのトレーニング時間と、分類またはオブジェクト検出のいずれであるかに基づきます。Starting at$1.375 ノード時間あたり
動画データのトレーニングと予測ノード時間あたりの料金と、分類、オブジェクト トラッキング、動作認識に基づきます。Starting at$0.462ノード時間あたり
表形式データのトレーニングと予測
ノード時間あたりの料金と、分類 / 回帰、または予測に基づきます。割引の可能性や料金の詳細については、営業担当者にお問い合わせください。
お問い合わせ
テキストデータのアップロード、トレーニング、デプロイ、予測トレーニングと予測の 1 時間あたりの料金、アップロードしたレガシー データ(PDF のみ)のページ数、テキスト レコード数と予測したページ数に基づきます。Starting at$0.051 時間あたり
カスタムトレーニング済みモデルカスタムモデルのトレーニング1 時間あたりに使用されるマシンタイプ、リージョン、使用されたアクセラレータに基づきます。Google の営業担当者を通じて、または料金計算ツールを使用して見積りを取得できます。お問い合わせ
Vertex AI NotebooksコンピューティングとストレージのリソースCompute Engine および Cloud Storage と同じレートに基づいています。プロダクトを参照する
管理手数料上記のリソース使用量に加えて、使用するリージョン、インスタンス、ノートブック、マネージド ノートブックに応じて管理手数料が適用されます。詳細を参照する
Vertex AI Pipelines実行料金と追加料金実行料金、使用したリソース、追加のサービス手数料に基づきます。Starting at$0.03 パイプラインの実行あたり
Vertex AI Vector Search利用料金と構築料金データのサイズ、実行する秒間クエリ数(QPS)、使用するノード数に基づきます。例を参照する
(2025年2月の情報)

公式サイト:https://cloud.google.com/vertex-ai?hl=ja

Copilot Studio

(出展:microsoft.com)

Microsoft 365 CopilotのCopilot Studioは、ノーコードでチャットボットを作れるツールです。

「Power Virtual Agents」として稼働していたサービスが、2023年11月にCopilot Studioに統合されました。

専門的なプログラミングの知識がなくても、簡単に会話型のAIを設計・カスタマイズできます。

おすすめしたい理由

Copilot Studioは、プログラミングの知識がなくともチャットボットとのやり取りだけでアプリの作成が可能です。

一般的な総務や経理の業務でのよくある質問や、決まった手順が既に存在している対応については、その内容を学習させたチャットボットを簡単に作ることができます。

注意点

無料で試用できるのはデモ版のみで、有料プランは月額25,000円が必要になります。

使い放題ではなく、月間で25,000 メッセージの制限があり、制限を超えると追加で購入しなければなりません。

料金プラン
プラン月額プラン従量課金制プランMicrosoft 365 Copilotプラン
料金¥29,985/月¥4,497/月
機能複数のチャネルで利用できる独自のエージェントを構築して、従業員や顧客を支援します。使用した分だけお支払いください。複数のチャネルにエージェントを構築 & デプロイして、従業員と顧客を支援します。Copilot Studio を使用して、Microsoft 365 Copilot と連携するエージェントを作成します。

公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot/microsoft-copilot-studio

Chatbase

(出展:chatbase.co)

Chatbaseとは、アップロードしたデータを解析して、チャットボットを作成するサービスです。

作成したチャットボットには、名前や性格、回答スタイルを自由に設定できる機能があり、迅速かつ丁寧なサポートを提供する使い方ができます。

よくある質問や社内データなどを学習させて、探す手間のかかる事務作業やQ&A対応を効率化することができます。

おすすめしたい理由

テキストファイルやPDF、Webサイトのページなど様々なデータを読み込ませて学習させることができます。

ブログのような膨大なサイト内情報を学習させて生成したチャットボットをWebサイトに埋め込み、検索や問い合わせの対応を自動化することができます。

作成したチャットボットをChatbaseのプラットフォームで公開してユーザー同士で共有することもできます。

注意点

英語表記なのでサービスサイト内のUIが若干使いづらい。

ユーザーデータを収集するトラッキングコードの設置など改善を進めていくには高度な組み込みが必要です。

料金プラン
プラン料金特徴
Freeプラン無料毎月20メッセージまで 1つのチャットボット 1つのチャットボットは40万文字まで
Hobbyプラン19$/月(190$/年)毎月2,000メッセージまで 2つのチャットボット 1つのチャットボットは1,100万文字まで API利用可能
Standardプラン99$/月(990$/年)毎月10,000メッセージまで 5つのチャットボット 1つのチャットボットは1,100万文字まで API利用可能 GPT-4かGPT-4-Turboから選べる 独自のカスタムドメインが利用可能
Unlimitedプラン399$/月(3,990$/年)毎月40,000メッセージまで 10つのチャットボット 1つのチャットボットは1,100万文字まで API利用可能 GPT-4かGPT-4-Turboから選べる
(2025年2月の情報)

公式サイト:https://www.chatbase.co/

VoiceFlow

(出展:voiceflow.com)

VoiceFlowとは、ノーコードでスマートスピーカーへの呼びかけプログラムを作成できるツールです。

Amazon EchoのAlexaスキルやGoogle Assistant用の操作アプリに対応しています。

おすすめしたい理由

コーディングを組む必要がないパーツを組み合わせるノード形式なので、作りやすい設計になっています。

無料プランでもほぼ全てのサービスを利用することができます。

Alexaの音声アプリを開発してみたい方、スマートスピーカーを持っている方におすすめです。

注意点

解説やチュートリアルがしっかり作り込まれていますが全て英語表記です。

VoiceFlowは、スマートスピーカーの開発のみに限定され、それ以外の用途に利用できません。

料金プラン
プラン料金特徴
Sandbox0$/月・作業エリア(ワークスペース)は1つのみ。
・1エージェントあたり最大50のナレッジベースソースが利用可能。
・最大500行のテーブルデータまで利用可能。
・最大2つのAIエージェントを利用可能。
・AI機能を利用するためのトークンが月額$0.5分付与される。
Pro50$/月(480$/年)・最大2人のエディター(購入可能)
・各AIエージェントが最大200の情報ソースを参照可能。
・テーブル形式で保持できるデータ量は5000行まで。
・最大20のAIエージェントを利用可能。
・月額$25分のAIトークン(追加購入可能)
・月間50,000メッセージまで対応
Team125$/月(1200$/年)・無制限のエージェントが多数の問い合わせを同時に処理。
・5000のナレッジベースソースで幅広い質問に対応可能。
・最大100万行のテーブルデータで、大量の構造化情報を効率的に管理。
・同時15通話により、多数のお客様や内部チームメンバーとのやり取りが可能。
・月間100,000メッセージを処理し、大量の問い合わせやコミュニケーションをカバー。
・問題解決が迅速に行われるため、ビジネスの継続性を確保。
・$75分のトークンが標準で付与され、さらに追加購入が可能なので、高負荷にも対応。
EnterpriseCustom pricing・無制限の機能:エディター、ワークスペース、ナレッジベースソースなど、全てにおいて制限なし。
・高度なセキュリティ:ISO-27001、SOC II準拠、プライベートクラウドホスティングで安心。
・柔軟なカスタマイズ:独自のLLMやAIクレジット、SLA設定が可能。
・専用サポート:1対1のトレーニングと移行支援でスムーズな導入。
(2025年2月の情報)

公式サイト:https://www.voiceflow.com/

BotPress

(出展:botpress.com)

Botpressとは、チャットボットの構築と運用が行える開発プラットホームです。

オープンソースとしてGitHub上で公開されており、無料で利用することができるのが大きな特徴です。

開発リソースがなくても、Botpressの公式HP上で利用することが可能です。

おすすめしたい理由

業務プロセスの自動化、ユーザーエクスペリエンスの向上、コスト削減などが導入のメリットになります。

オープンソースとして仕組みが公開されていて、開発者にとって取り組みやすくなっています。

注意点

高い回答精度を実現するために多大なデータが必要です。

チャットボット作成後もデータ収集や追加学習データ必要になります。

運用や改善するための開発リソースも用意しておきます。

料金プラン

BotPressの料金の仕組みを紹介します。

GitHubでコードをダウンロードして自社開発する方法と公式オンラインプラットホームでブラウザ利用する方法があります。

プラン料金特徴
GitHub無料OSSダウンロード
・自社開発
従量制プラン0$/月・ビジュアル・ビルディング・スタジオ
・毎月の無料AIクレジット
・統合hub
・エージェント分析
・プラットフォームAPIアクセス
・地域支援
Plusプラン79$/月・含まれるアドオンが25%オフ
・ライブ・エージェントのハンドオフ
・powered byBotpress」を削除
・カスタム分析
・利用限度額の引き上げ
・限定コミュニティ・イベント
チームプラン446$/月・ライブチャット・サポート
・ホワイトラベルのエージェントを顧客に提供するための専用サポート
・リアルタイム・コラボレーション
・知識ベースの強化
・リレーショナルアクセス制御
(2025年2月の情報)

公式サイト:https://botpress.com/ja

公式GitHub:https://github.com/botpress

AIエージェント作成ツール導入前に知っておきたい注意点

AIエージェント作成ツールは業務効率化に大きく貢献する一方、導入にあたってはいくつかの注意点が存在します。

これらのリスクを事前に理解し、適切な対策を講じておくことが、導入を成功に導くためには不可欠です。 特に、情報セキュリティの確保、AIの判断の限界、そして総コストの把握は、導入計画の初期段階で十分に検討しておくべき重要なポイントです。

以下の3つのポイントを抑えて、予期せぬトラブルやコスト超過を防止しましょう。

  • セキュリティとデータプライバシーを確保する
  • AIの判断ミスに対するフォロー体制を準備する
  • 導入や運用にかかるトータルコストを把握する

注意点1:セキュリティとデータプライバシーを確保する

AIエージェントは、業務を自動化する過程で、企業の機密情報や顧客の個人情報といった重要なデータにアクセスする場合があります。 そのため、ツールの選定にあたっては、堅牢なセキュリティ対策が施されているかを確認することが極めて重要です。 通信やデータの暗号化、IPアドレス制限などのアクセス制御機能、国際的なセキュリティ認証(ISO27001など)の取得状況などを評価基準とすべきです。 情報漏洩などのインシデントは企業の信用を著しく損なうため、セキュリティ対策には万全を期す必要があります。

注意点2:AIの判断ミスに対するフォロー体制を準備する

AIエージェントは非常に高度な処理が可能ですが、万能ではありません。 学習データに含まれていない未知のパターンや、予期せぬ例外的な事態に直面した場合、誤った判断を下す可能性があります。 そのため、AIの判断を100%信頼するのではなく、重要な業務プロセスにおいては、最終的な確認や承認を人間が行うフローを組み込むことが賢明です。 また、AIが誤った処理を行った際に、迅速に問題を検知し、修正できるような監視体制やエスカレーションのルールをあらかじめ整備しておくことも求められます。

注意点3:導入や運用にかかるトータルコストを把握する

AIエージェント作成ツールのコストを検討する際には、月額や年額のライセンス費用だけに注目するのではなく、導入と運用にかかる総費用(TCO:Total Cost of Ownership)を把握することが重要です。

ライセンス費用以外にも、導入時の初期設定や既存システムとの連携開発にかかる費用、従業員へのトレーニングコスト、運用開始後の保守・メンテナンス費用などが発生します。

これらの隠れたコストを見落とすと、予算を大幅に超過する可能性があります。 費用対効果を正確に評価するためにも、トータルコストを事前に試算しておくべきです。

おすすめのAIエージェント作成ツールを使って最強のパートナーを作ろう!

AIエージェントの作成には、大量の学習データ処理と複雑なモデルのトレーニングが必要です。特に、自然言語処理や画像認識を組み込んだ高度なエージェントを開発する場合、ローカル環境の内蔵GPUやCPUだけでは処理に数日〜数週間かかることも珍しくありません。

また、複数のAIエージェントを並行開発したり、異なるモデルを比較検証したりする際には、さらに膨大な計算リソースが必要となります。高性能なGPUサーバーを自社で構築・運用するには、初期投資だけで数百万円、さらに電気代や保守費用も継続的にかかります。

そこで注目されているのが、必要な時に必要な分だけGPUリソースを利用できるクラウドサービスです。最新のNVIDIA A100やH100といったハイエンドGPUを、数時間単位から利用可能。開発フェーズに応じて柔軟にスケールアップ・ダウンできるため、コストを最適化しながら開発スピードを大幅に向上させられます。

クラウドGPUのメリット

  • コスト削減:高額なGPUを購入する必要がなく、使った分だけ支払い
  • 高性能:最新の高性能GPUを利用できるため、高品質な画像生成が可能
  • 柔軟性:必要なときに必要なだけ使えるので便利

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この記事を書いた人

EdgeHUBは、NVIDIAクラウドパートナーである株式会社ハイレゾが運営しています。「AIと共にある未来へ繋ぐ」をテーマに、画像生成AI、文章生成AI、動画生成AI、機械学習・LLM、Stable Diffusionなど、最先端の生成AI技術の使い方をわかりやすく紹介します。

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