2026.04.28

お知らせ

「挑戦」の先に見据える、地元・綾川町への恩返し。デフバドミントン金メダリスト 片山結愛が、ハイレゾで踏み出した新たな一歩

ハイレゾには、競技と仕事を両立しながら挑戦を続けるアスリート社員がいます。今回お話を聞いたのは、地元・綾川町への「恩返し」を胸に、ハイレゾで新たな一歩を踏み出した片山結愛選手。東京2025デフリンピックで金メダルを獲得した経験やハイレゾに入社を決めた理由、そして今後の目標まで —「挑戦」を軸にした今の思いを語ってくれました。

氏名:片山 結愛(かたやま ゆめ)
競技:デフバドミントン
出身地:香川県綾川町
生まれつきの難聴で、右耳に人工内耳、左耳に補聴器を装着して生活をしている。
地元、綾川町のスポーツ少年団で小学校3年生からバドミントンを始める。
主な大会実績
2022日本ろう者ランニングサーキット大会  女子シングルス優勝、女子ダブルス準優勝
東京2025デフリンピック デフバドミントン混合団体戦金メダル

1:綾川町で始まった挑戦、東京2025デフリンピックで掴んだ金メダル

ーこれまでの競技歴とバドミントンを始めたきっかけを教えてください
小学3年生の時に、地元・綾川町の少年団でバドミントンを始めました。
子どもの頃から様々なスポーツを経験してきて、最初はキッズダンスをしていました。耳が聞こえないので音に合わせて踊るのが難しく、母に聞いた話では、保育所では不貞腐れて踊っていなかったらしいです(笑)。そこで母が、純粋に楽しんで欲しいという気持から習わせてくれたそうです。小学生なってからは、水泳とバドミントンを両立していましたが、バドミントンの方が楽しくなり、いまのキャリアにつながっています。

ー競技活動の中で、一番印象に残っている出来事は何ですか?
東京2025デフリンピックは特別な経験となりました。これまでデフスポーツは知名度があまり高くないことから無観客での開催となることも多く、整った環境でプレーする機会も限られていました。東京2025デフリンピックは入場の瞬間からたくさんのお客様に歓迎していただき、まさにメディアで見て憧れてきた国際大会の舞台に立てたことをとても誇りに思いました。いつも応援してくれていた家族や友人、後援会の方やハイレゾの社員の方々も現地で声援をおくってくださり、皆さんの前で混合団体戦金メダルを獲得できたことが一番嬉しかったです。

2:綾川町への恩返しと挑戦できる環境を求めてハイレゾへ入社

ー当社に入社した理由を教えてください
働きながら競技を続けられる就職先を探していたところ、2026年3月にデータセンターが綾川町にできることからハイレゾを知りました。
アスリートとしての雇用で、バドミントンと仕事の両立を支援いただけることに加え、初のスポーツ選手雇用というハイレゾの状況が、これまで競技を続ける中で私が大切にしてきた「挑戦」という思いとリンクし、入社を決めました。
また、今までお世話になった綾川町や香川県にこれからも関われること、そして「恩返ししたい」という思いも大きな決め手となりました。

ー地元を出て、東京での就職や新たな生活はいかがですか?
アスリート雇用は「午前に仕事、午後に練習」という生活リズムになるのですが、香川では周囲の皆さんは仕事や学業があり、練習時間が合う仲間が少ないことなど、トレーニングを毎日継続する上で課題がありました。一方、大都市圏には同じようにアスリート雇用で働きながら競技に取り組む方も多いので、様々な方とプレーが出来ることや、地域大会の数が多い事もあり、以前から東京での就職を視野にいれていました。
また、トレーナーとのやり取りも、これまでは動画を送って遠隔で指導を受ける形が中心でしたが、東京に来てからは直接会ってマンツーマンで指導してもらえるようになりました。競技環境が大きく整うことも、ハイレゾを選んだ理由の一つです。

3:代表経験で培ったコミュニケーションと積み重ねる力が仕事にも活きる

ー現在担当している業務を教えてください
現在は総務を担当しています。ハイレゾは3階建てのビルにオフィスを構えており、全フロアの備品整備や管理をルーティン業務として行っています。来年からは全社総会の企画も担うと聞いていて、今から楽しみにしています。


ー業務上の課題や、工夫して乗り越えた点はありますか?
入社後、周囲の音が多い場所では音が聞き取りにくく、オフィスの自席でオンラインミーティングに参加する際に苦労しました。そこで、スマホとパソコンの2台で参加したり、字幕を表示したりするなど工夫しています。スマホと人工内耳をBluetoothで連動して音声を拾い、資料や画面投影などはパソコンで確認するようにしたことで、自席でも問題なくオンラインミーティングに参加できるようになりました。

ー仕事でやりがいを感じる瞬間は?
人とコミュニケーションをとることが好きなので、社内整備をしながら色々な方と話せることにやりがいを感じています。練習と仕事を両立していく中でも、仕事で人と関わる時間が気持ちの切り替えになり、前向きな気持ちで練習に向かえると感じています。

ー仕事と練習を両立していく上で大変なことはありますか?
大変なことは特にありません。以前は香川の自宅から岡山の大学まで、移動に片道2時間ほどかけて通っており、忙しさから練習に向かう車の中で食事を済ませることもありました。今は、仕事後に自炊をしてから練習に行く生活になり、生活リズムが整ったことで体調を崩すことが減り、競技により打ち込めるようになったと感じています。

ー競技経験が今の仕事に活きていると感じる点があれば教えてください
日本代表選手として活動する中で、高校生から40代まで幅広い世代の方々と一緒に競技をしてきました。その経験が、仕事でも年代を問わず多くの方とコミュニケーションをとる際に役立っていると感じています。それに、練習と同じように「一つずつ丁寧に積み重ねる」姿勢も、日々の業務にも活きていると思います。

4:デフリンピック金メダルと「ハイレゾ×地方」への挑戦

ー仕事と競技において、どのようなキャリアを描いていますか?
競技面での目標は、2029年のデフリンピック出場と、個人戦での金メダル獲得です。そのためにまず、2026年の1年間、怪我なく練習に励み、2027年の世界選手権で金メダル獲得を目指します。仕事と両立しながら競技にも真剣に向き合っていきたいです。

仕事では、イベント企画に興味があり、1から企画を立ちあげることにも挑戦してみたいです。まずは地元である綾川町で、綾川町データセンターの体育館を活用したバドミントンイベントなどを企画し、子どもたちや地域の方たちなど、色々な人たちが集まれる場にしていきたいです。ゆくゆくは、そういった活動を綾川だけでなく全国に広げ、「ハイレゾ×地方」を盛り上げていけたらと考えています。

「挑戦」の思いを胸に、ハイレゾでのキャリアと競技生活を力強く歩み始めた片山選手。仕事と競技で目指す姿を実現できるよう、当社は全面的に支援し、共に歩んでまいります。今後のさらなる挑戦にぜひご期待ください。

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