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一人ひとりの裁量や判断を
リスペクトしたら、
自由な会社になりました。

株式会社ハイレゾ 代表取締役 志倉 喜幸

ハイレゾのオフィスを訪れた人は皆さん驚きます。「まるで大学のキャンパスみたいだ」と。ピリピリしていない。緊張感や張りつめた感じがない。企業のオフィスらしくないと言えば、確かにそうかもしれません。ストレスフリーな環境をつくり、時間に縛られたり人間関係によって生まれがちなストレスをいかになくすかは、私にとってとても重要な経営課題です。

たとえばハイレゾのメンバーは残業をほとんどしません。それは単純に「みんな早く帰りたいから」です。そのあたりまえの気持ちを抑え込んで、何となく残業しないと周りから認められないような会社にはしたくありません。過剰な時間管理もしません。だからある意味、手を抜こうと思えばできてしまいます。それでは成果があがらないですから、単純に考えると会社としてはもちろんよくない。それでも放任しているのは、メンバーを信頼しているからです。

ここにいるメンバーは大人です。きちんと責任感をもって行動しています。そのことを認めたい。そして個人の裁量や判断をリスペクトし、一人ひとりのパーソナリティーも尊重したいと考えています。たとえば、黙々とパソコンに向き合って仕事ができる一方でコミュニケーションが苦手な人もいれば、逆にたくさんの人に相談しながら成果を出す人もいます。どんなタイプの人に対しても、長所や得意なことにフォーカスしたいと思っています。

仕事の内容や働き方のスタイルも、オーダーメイドがいいと考えています。会社で定めたひとつのやり方を押しつけるのではなく、その人に合った方法を一緒につくっていく。ハイレゾは”自由な会社”でありたいと考えています。時間に対しても、人間関係に対しても、個人のパーソナリティに対しても、自由であること。縛ることで効率を追求する従前の会社と、自由に合理性を追求する会社と、果たしてどちらがこれからの時代に求められる会社でしょうか?私は後者だと信じています。

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